精密な寸法測定にはマイクロメータが使用されます。このタイプの最初の測定工具はフランスの発明家、ジャン・ローラン・パルメール(Jean Laurent Palmer)によって1848年に“calibre vis et vernier circulaire”(円状のバーニヤを持つネジ式キャリパーゲージ)として特許が得られました。現在も我社で製造している外側用のマイクロメーターはこのタイプの特徴を備えています。
マイクロメータが機械産業の世界に紹介されたのは二人のアメリカ人技師、ジョセフ・R・ブラウン(Joseph R. Brown)とルシアン・シャープ(Lucian Sharpe)が1867年にパリの博覧会を訪ねたことが始まりでした。彼らの注目は、大きな関心をもってパルメールの発明品に注がれました。後にこの二人はパルメールのデザインにいくつかの改良を加えて大量生産を行ない、市場開拓に成功しました。
スイスTESA社は、会社設立以来最初の測定器製品として外側マイクロメータを製造することを決断しました。(その後、ブラウン&シャープと一体化することになりました。TESA SAの歴史、会社概要、ご参照。)
歯厚マイクロメータのようなごく一部の外側マイクロメータを例外として、TESAとETALONのマイクロメータはアッべの原理を尊重した製作になっております。マイクロメータのスピンドルは最新の研削盤で精密に研磨仕上げされており、特にネジ部は精密に加工されて、ピッチ精度は無視できる程度のわずかな誤差範囲におさまっております。このような製作条件が、非常に小さな測定の不確かさを保証しています。TESAとETALONのマイクロメータは人間工学デザインを取り入れ、しかも丈夫に作られています。
標準タイプの外側マイクロメータや特殊な外側マイクロメータの他に、マイクロメータヘッド、デプスマイクロメータ、付属品類と検査に必要なアクセサリが用意されております。ほとんどのマイクロメータにはアナログ指示タイプとデジタル指示タイプがあり、デジタル指示タイプにはRS232入出力端子が付いたモデルもあります。

*最大許容誤差には測定エレメントの誤差と測定面の平面度や平行度、さらにフレームの歪みなどに起因する誤差が含まれます。