タイプの違いに関わりなく、すべての精密水準器は長期にわたる安定性や信頼性のみならず、費用のかからない測定基準ー即ち地球の中心をベースにしています。重力のため、
気泡管の液体も振り子も、地球の中心という自然界の基準にもとづいて水平レベルや垂直レベルを表示するのです。電子式クリノメーターや気泡レベルでは、測定面を持った本体に対する振り子の位置が測定されます。
この理想的な基礎をもとに、それぞれの水準器は精度の高い測定の様々な可能性を提供しているのです。水平・垂直の測定面は、ワークの幾何学的要素の偏差を検出することを可能にします。
これらの偏差はたいてい真直度や平面度の誤差から、また平行度や直角度のような位置の誤差から生じます。
数値の表記は使用する水準器のタイプによって異なりますが、典型的な単位は次の通りです。
・傾斜度 mm/m
・ラジアン mrad
・角度を10進法で表記 例:12.37°
・角度を60進法で表記 度(°)、分(‘ )、秒(“ )
例:15°30’45”

ETALON RA 直角度測定器を使って直角定規を検査
電子水準器を2 台使った測定例。比較測定モードで工作機械のテーブル面とコラムとの直角度を測定。
